【猫との思い出】3日目

【猫との思い出】3日目

※以下、別なネットコミュニティに書いた日記の転載です。当時を思い出しながら、加筆修正して記事にしました。

野良猫保護の記録:3日目

野良猫を保護してから、一時預かり先が見つかるまでの日々を、振り返ってまとめてみた。

9月11日(日)病院へ、そして朗報

里親コミュで「ノラはノミや回虫がいる可能性大。家にあげたなら徹底した掃除と、早急な健康診断を」とアドバイスをもらい、地元の病院に連れて行くことに。ワクチン摂取で5,000円ほどかかるらしい。

はて、どうやって連れて行けばいいのか。しばし悩み、ダンボールに入れてみたが持ち上げて歩き出すと飛び出してしまう。箱にフタ……いや、それは人(猫)道的にどうなのか。だいぶ慣れて来たので、かかえていけるかも。いやいや、もし乗降時に逃げたらどうするのか。

さんざん悩んで、バッグに入れればいいのかと思い付く。どこかで見たイメージで、バッグから首だけ出したペットの絵がよぎった。よし、いけるかも。トートバッグを出し、いっぱいなでてソロリと押し込む。首を出してかかえた。「いい子だねー、大丈夫だよー」と玄関をしめ、歩き出したとたん……猫は嫌がって飛び出し、猛スピードで逃げてしまった。

どうしよう……もとはノラだし、人間不信かもしれない。みんなが里親さがしに動いてくれてるのに「逃げました」では、申し訳がたたない。そもそも家に入れての完全保護が責任ではなかったか。

炎天下、アパートのまわりを探すこと30分、植え込みの中で発見。手を出してもビクついて近付こうとしない。エサでつってもダメ。しかたなしと、見つめあう根比べだった。ごめんね、でもノミもとって元気にしてもらうんだよ、ちゃんとしないと里親さんにもあずかってもらえないんだよ、と必死に説明しながら、あー、言葉通じないんだっけなぁとへこむ。

結局数十分。じわり、じわりと近付いて抱き上げ、しばらくそのままなでて落ち着くのを待ち、このまま行ってしまおう!と車に乗り込んだ。今度は観念したのか、おとなしくシートに座った。エンジン音におびえ、挙動不信の猫を片手でずっとなでながら、低スピードで病院へ。

動物病院にて

ついてすぐ看護士さんに、車から降ろすのにどうしたらいいかとわけを話すと、洗濯ネットのような袋を貸してくれた。おとなしく入ってくれ、車から下ろし、待合室でずっと抱きしめていた。

獣医さんは親身になって話しを聞いてくれた。幸い、検便の結果は回虫なし、やせすぎなこと以外は良好だった。ノミの駆除をし、ワクチンはまだ打てる年齢じゃないとの説明だった。しかもオスと思っていたらメスだった。

ネット以外で誰にも言えなかった胸の内を聞いてくれて、思わず気持ちがゆるみ涙してしまった。もし里親が見つからなかったら、私がこの猫の一生を決めてしまう。できもしないのに手を差し伸べてしまった……と愚痴ると、先生が「ノラ猫を保護された事情もあるので、診察料はいいです」とおっしゃる。その言葉にまた泣けてしまったが、それならなおさらと初診料だけは払った。

診察室を出ると、ボロ泣きして袋猫をかかえた私に視線があつまった。歓談していた人たちも黙ってしまった。すみません、すみません……と心でいいながら「このまま袋を貸して欲しい」と頼み、家路に付く。

子猫を拾う

一時預かり先が見つかる

この頃にはずいぶん慣れていた。エサもたくさん食べた。甘えて鳴いて来る。「まだ子猫なら、親がいないとさみしいんだよ」とのアドバイスを思い出し、

子猫を拾う

今日はがんばったね、もうノミもいなくなるよ……と抱きかかえ、そのまま仕事をしていた。私のヒザで安心しきって眠る。

子猫を拾う

そして、深夜に朗報。猫を飼っている先輩が、一時的に預かってくれると言う。里親探しはかわらないが、この家から急きょ出さねばならない問題は、先輩のおかげで解決した。感謝、感謝である。さっそく日記とコミュニティに報告をし、また皆さんから暖かい励ましをいただく。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。