白瓜を雷干しする

白瓜を雷干しする

いそいそとでかける唯一の外出は、週に一度の産直販売所。農業県な地元にいた頃はよく利用していて、食いしん坊な私には至福の場所でした。この地でもJAの産直販売所を見つけ、楽しく通っています。

瓜の雷干しを知る

先日は「白瓜」を見つけました。キュウリ、トウガン、カボチャ、ズッキーニ、スイカにメロン。自分、瓜ファミリー好きみたいです。(初めて知った、ナスは瓜の仲間じゃない。ナス科ナス属なんだ。良く似てるけれど違うのかぁ)

「白瓜」は料理したことがなかったので、買ってみました。好きでたまに読む「味いちもんめ」という料理漫画に、老人ホームのおばあさんから主人公の駆け出し板前が「雷干し」の作り方を習う話があって、ずっと気になっていたのもあります。

1998年、初版の「味いちもんめ4」の第4話「雷干し」で読みましたが、在庫は少ないようですね。AmazonではKindle版が出ていました。

初期のシリーズは文庫版にもなっていました。雷干しの話は「味いちもんめ(3)」に収録されています。

瓜をらせん状に切って干す

さて、その「雷干し」とは、瓜類をらせん状に切り、干して調理するやり方だそうです。適度に水分が抜け歯触りの増した瓜を、パリパリと噛む時の大きな音から「雷干し」と呼ばれると、調べたら書いてありました。

ということで、まずは瓜を切って干す。その切り方はうまく文章で描写できないので、絵にしてみました。

瓜をらせんに切る

で、塩水に30分ほど漬けてから干す。

瓜を干す

ぐるりと包丁を入れたら、長く繋がって切れて喜んでいたのですが、厚さがまちまちだったためか、ぶらさげて干すと、薄い箇所からブチッと切れてしまいました。プランプランしてるのをボーッと眺めながら、この陽気で5時間ぐらいかな。ほどよく乾いたラセンはピロ〜ンと伸びていました。

好きな味付けで漬物に

白瓜の雷干し

これを好きな味付けで食べるようですが、今日は鰹ぶしとお酢、醤油を一煮立ちさせた「土佐醤油」と、すりゴマ、砂糖を入れた「甘酢」に漬けた2種類を作りました。本当に、生の状態よりパリッパリになって、楽しい食感に仕上がりました。 

子供の頃、よくこんなオカズでご飯を食べていたなぁと思い出しました。網戸の向こうでは虫が鳴いていて、扇風機、テレビは父が見るナイターを映し、カツオぶしをかけた塩もみのキュウリや白ウリ。母と、姉と、家族みんなで毎日食べるご飯。ものすごく家に帰りたくなってしまって、パリパリ食べながら、少しシンナリしてしまいした。
シンナリ雷干しなだけに!(自虐)

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6 thoughts on “白瓜を雷干しする

  1. ●きみすけさんへ
    お役に立てて何よりでした!瓜の季節が来て、八百屋にコロンとしたのが並ぶのを見るたび、雷干しをやろうという気になります。

  2. ●きらめきさんへ
    二年越しにコメントをいただくなんて光栄です!自家栽培の白瓜も立派にお育ちのようでうらやましい限りです。そういえば今年はまだ雷干しをしていませんでした。コメントをいただいて懐かしく思い出した次第です。さっそく八百屋をのぞいてみたいと思います。それにしても破瓜という文学的表現は、日本ならではの奥ゆかしさですねぇ(´∀`)

  3. 東京から種を取寄せて 今年もシロウリを植えました。去年は10キロ採って 八百屋で10キロ買いました。今年も東京から種を取寄せて 16キロ採りました。酒粕は 新潟の八海山のを取寄せました。うらなりが一つ 雷干しにしようとしましたが、一年経ってうろ覚えになったので ネット検索したら、自分のコメントが出ていました。シロウリつくりで一番困るのは 芽が出るとナメクジに柔らかな葉を食べられてしまうことです。何度もナメトール入りのビールをおいて 危機を脱しました。瓜はなんとなくエッチです。 破瓜 大名行列が瓜畑の横を通ったら、瓜畑からオチチウエーと声が掛かったとか。

  4. ●松永さんへ
    コメントをありがとうございました!
    今が季節でしょうか?店先に瓜のコロンとした姿が並んでますね。
    自家菜園、とてもうらやましいです。
    松永さんの畑に、美味しい白瓜が沢山実りますように。

  5. 園芸の参考書にシロウリをラセンに切って 塩をまぶして干し 酒と味醂醤油をつけて食べるとおいしいと 読んだが 詳細は不明でした。奈良漬けの漬け方の中に土佐の雷漬けのやり方が出ていて 早速試して見ました。奈良漬けの塩が20パーセントと出ていたので 適当な塩水を作って 二時間漬けてから 蔭干しにしました。
    土佐酢は少し厄介なので 酒と味醂と醤油のと 三杯酢で食べて見ました。少し塩が効き過ぎたようでした。もう一度プリントを見たら カップ一杯に大さじ一杯と見られました。パーセントで書いた方が 確実なのですが、そう思って ネット検索したら このホームページにたどり着きました。食べて見ておいしいと感じるのが 一番良い塩加減だと承知しています。シロウリはまだなるので これからも楽しみです。

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