平成の日本全国酒飲み音頭「Let’s GO! シャンパンマン feat. CHOP STICK」
先日参加したDJイベントで面白い!と思ったFUNKOT(ファンコット)のDJ「JET BARON(高野政所)」氏が、レゲエDJの「CHOP STICK」氏と新曲『Let’s GO! シャンパンマン』をリリースしたというので聞いてみました。新宿のロボットレストランで撮影されたPVもYAVAYです!
この記事の目次
Let’s GO! シャンパンマン feat. CHOP STICK
とにかく、PVをどうぞ。
たぶん、3行でまとめると
- 楽しいパーティには
- シャンパン開けよう!
- 「シャンパンマン」が現れるぜ!!
という歌だと思いますwww
PVの登場人物
黄色いシャンパンマンがリリックとボーカルを担当されたCHOP STICK氏、コックコートが作曲を担当されたDJ JET BARON(高野政所)氏。
黄色い「シャンパンマン」の、良き理解者は「なんとかおじさん」ということで、パン屋さんのようなコックコートを着ているそうですw
ダンスチームはセクシーお姉さんと、ロボット達。
世界的に高名なダンサー陣は、MAI & RUDY-E from 努さん、RED KAT CHIAKIさん、SANAEさん、TAM & NACHI & SAO from えるふ工房さん、YUMIKO from DIZON BABIESさん、miwaco from dutty swanさん、Ma!ky from MADIVAさん。
いろんなタイプのロボットが登場しています。
客席にいるのは、PV撮影の呼びかけに集まった有志の皆さんとのことです。普通にくつろいでるお客さん達が、シャンパンマンの登場でアゲアゲになっていくのが楽しいですね。
「ビートの上ではド変態♪」というリリックも可笑しいですが、私的には「ポンポコリン」というサンプリングボイスがツボでした。(3:14あたりw)
ど派手なクラブで、めちゃくちゃ早いビートに、セクシーなお姉さん達と美味しいお酒があれば、楽しくないわけがないですよね。
覚えると楽しげなサビの振付
「それ行けシャンパンメーン!♪」のサビで皆さんが踊っている振り付けは、FUNKOT神のMCデス山氏が、神の啓示を受けてあみ出したそうです。覚えてパーティに行ったら楽しそう。
パーティーでかかると……
リリースに先駆けて、「真夏の船上パーティー Nature & Enak」というイベントで『Let’s GO! シャンパンマン』をかけた様子を動画で見ました。
日本のFUNKOTシーンにはシャンパンが付き物だそうで。お二人のインタビュー記事を読んでいたら、こんなくだりがあり、
Mega Dugem – Spirits of Funkot -「CHOP STICKインタビュー!」
政所:シャンパンの前ってFUNKOTはテキーラ文化だった時期があったんですが、そうなるとちょっと死屍累々になっちゃって。で、これをシャンパンにしろってアドバイス頂いたのはミッシェル・ソーリーさん(元ミッツィー申し訳)なんですよ。それでシャンパンを導入したところ、こんなに根付いたんです。
-それからはほとんど潰れる人っていないですよね。
政所:パーティーが最後まで楽しいままで、吐いてる人も見ないしきれいに終われるんですよね。
カジュアルなビールより、もうちょっとハレの日なお酒のシャンパン、テキーラより軽いから体にも優しい(笑)というくだりに納得しました。
iTunesで2014年8月11日にリリース
アルバム『Let’s Go!シャンパンマン – EP』は、iTunesのダンスチャートでさっそく1位を獲得したそうです。
※現在iTunesでの配信がストップしているようです。CDショップでアルバム購入で聞けますね。
アルバムには4曲、
- 『Let’s Go! シャンパンマン feat. CHOP STICK』と
- CRZKNY(クレイジーケニー)氏のREMIX Ver.『CRZKNY 180Juke REMIX』に、
- DJプレイ用のトラック『Let’s Go! シャンパンマン feat. CHOP STICK (Funkoter’s Edit)』
- そして2013年にリリースした、アイドルユニット hy4_4yh(ハイパーヨーヨ)と、レゲエミュージシャン hibikilla(ヒビキラー)氏をゲストに迎えた楽曲『Summer Rising』をRemixした『Summer Rising 2014 feat. CHOP STICK and NEROMI』
が入っています。
hibikilla氏ver.の『Summer Rising』も面白い。スルスル〜
ジャケットのデザインは、POCONG GRAPHICSのうわん氏。
【デザインのお仕事のはなし
『Let's Go! シャンパンマン – EP』
ENAKER'sHIGHとはまた違ったジャケットデザインなので、ジャケットも音楽とともに楽しんで頂けたら幸いです!
#funkot pic.twitter.com/ChilRlBMkG
— うわん (@uwan_uwan) 2014, 7月 17
FUNKOT(ファンコット)の伝道師「DJ JET BARON(高野政所)」氏
詳しくはユニバーサルミュージック「DJ JET BARON(高野政所)」氏のページを。
渋谷のクラブ「アシッドパンダカフェ」のオーナーさんであり、FUNKOT(ファンコット)というインドネシア発祥の高速レイブ音楽を日本に紹介された方として知られています。
FUNKOT(ファンコット)というジャンルについては、こちらが参考になります。
Funkotとは (ファンコットとは) [単語記事] – ニコニコ大百科
先日、特撮やアニメのDJイベント「劇場版ニチアサナイト新宿LOFT大戦」に行った時に、初めてJET BARON氏の特撮ソングFUNKOTプレイを見ました。どんなジャンルの音楽も取り込んでしまう、FUNKOTのなんでもありな懐の広さが面白いと思いました。その時の記事はこちらです。
宮内タカユキさんのライブ!「劇場版ニチアサナイト新宿LOFT大戦」に行ってきた:特撮のFUNKOTアレンジ
DJ JET BARON氏の作品に、アイドルユニット hy4_4yh(ハイパーヨーヨ)の『ティッケー大作戦~YAVAY』もあります。
こちらのPVもロボットレストランでの撮影。外国人の観光スポットとしても大人気の「歌舞伎町、セクシーお姉さん、ロボット」というカオスな感じは、ジャパニーズFUNKOTをビジュアル化するには最適なステージですよね。
また「FUNKOT(ファンコット)って何よ?」の明快な答えになっている曲『FUNKOT ANTHEM feat.H.B / DJ JET BARON』も面白かった。何よ?と聞かれたら、このPV見せてあげれば話が早いと思います。リンクは日本語ver.
レゲエDJ、世界のワリバシ「CHOP STICK」氏
CHOP STICK氏はこの曲で初めて知りました。すごいフェロモンが滲んでる方ですね。お神輿担いでる人的な、日本男子の何かが染み出てる。モテるんだろうなぁ。こちらの記事に、経歴など詳しく紹介されていました。
CHOP STICK ラガマフィン道
こちらの動画もわかりやすい!CHOP STICK氏のルーツが見られます。鼻歌もいっぱい聞けました。
そしていくつか作品を聞いてみたんですが、お酒にまつわる曲がいっぱい。
『乾杯 凸凹MICROPHONE feat.CHOP STICK』
『飲んじゃってサマー☆ドキッ! / ハイジ feat. CHOP STICK』
なかでもこの曲が面白くて。『飲め飲めパラダイス』
あれ?このデジャヴ感。往年の名曲、バラクーダーの……
平成の酒飲み御用達テーマソング
ごきげんな酒飲みソングといえば思い出すのが、バラクーダが1979年にリリースした『日本全国酒飲み音頭』。日本全国の歓楽街で、毎晩47回は絶対歌われていると思う(根拠は都道府県の数)酒飲みの応援歌です。8月は暑いから酒が呑めるぞ、と。
日本全国酒飲み音頭 By バラクーダー 投稿者 spyagent0011
『飲め飲めパラダイス』と『Let’s GO! シャンパンマン』を聞いた時、これはまさしく平成の『日本全国酒飲み音頭』だと思いました(笑)
楽しい!飲もう!さらに楽しい!まあいいじゃん!のテーマソング。理由があってもなくても、とりあえず飲んじゃおうよ!的な。
シャンパンコールに最適では
ホストクラブで、シャンパンコールのBGMにはトランスが鉄板ですが、
『Let’s GO! シャンパンマン』を導入したらかなりアガるのではないかと思います。開栓のタイミングを、2:39ジャストに合わせて!(笑)
下戸な私でも、いつかシャンパンマンに会いたい
私は、じつは病的な下戸で一滴も飲めません(涙)クラブでウェ〜イな感じでもないし、FUNKOT(ファンコット)という音楽ジャンルも初めて聞いた時は早すぎて疲れてしまったけれど……なんだか、中毒性があるんですよね。発売までにいろんなFUNKOT情報を調べていたら、ジワジワ来まして。眠気覚ましにも最適。
現場は行ったことがないですが、アジアのダンスホールの、煙だらけの空気と、浴びまくって揮発したアルコールと、お姉さんの汗と香水とメンズの汁を煮詰めて、濾してないままの「いいかげん」な感じはイメージできます。店の外に出たらもう明るくて、あーまたやっちゃった感を予言する音楽、それが私のFUNKOTのイメージ。
アウトドアでロックフェスとかまったくダメなんで、太陽の下でタオルをグルグル回す感じは苦手なんですが、下戸ながら煙にいぶされる系の夜遊びはさんざんしてきたので、FUNKOTシーンで言うところのYAVAY!感じは楽しかったです。いつか私もコーラを飲みながら、生シャンパンマンに会ってみたいです。「僕の顔をお飲みよ」と言われたら、一口はがんばって飲む。
最後に、FUNKOTについての解説にナルホド!と膝を打った、FUNKOT DJのDDB-DJ・Tagosaku氏のツイートと、
ファンコットは何も考えてない感じとか頭悪い感じって言われますが、それはファンコットが頭悪いんじゃ無くて
「ファンコットによって頭が回らないようにされてしまってる」
だけなので、既に魅力にハマっている事になります。今すぐ現場行った方がいいですよ。楽しいから。
— DDB-DJ™・Tagosaku (@DJtagosaku) 2014, 7月 31
『Let’s GO! シャンパンマン』PVを見ての一言「景気がよくなる」に大変共感したタカノセイジ(ラ族)氏のツイート引用いたします。
やっぱりやばい。必見。景気がよくなる。
DJ JET BARON(高野政所) / Let's GO! シャンパンマン feat. CHOP STICK (Let's Go! Champ…: http://t.co/gxPxf2rKtm
— タカノセイジ(ラ族) (@raji_tkn) 2014, 8月 12