大人になってから友達を作るということ
地元を離れて5年、今の土地に流れ着いて2年たったんだけれど、見事に「近所の友達」ができない。ネット上の友人知人繋がりしかないんだよね。(それはそれで、とてもありがたい事なんだけれども)
仕事に忙殺されていることも原因だが、独身アラフォーなんて街のコミュニティにさえなかなか属することができない。例えば子供がいれば、学校や地域の付き合いなんかが自然派生するんだろうけれど、独り者にはそれもない。
下戸なりに、人に会いたければ飲みに出るのが手っ取り早いと出かけても、気の合う人、ウマの合う人に出会えるのってそうそうない。若者とはソリが合わないし、同世代で飲み歩いている人は少ない。飛び越して50代〜の呑んだくれオジチャンオバチャンに絡まれ話し相手に疲れ帰ってくることばかり。
多少の繋がりは出来ても、仕事に絡む関係ばかりなので、なかなか気軽な「友達」と呼べる出会いには繋がらない。
ふと、こんなことに物足りなさを感じるようになったのは、2年たって今いる場所が仮の住まいではなく、自分にとっての新たな「地元」に昇華したからなのかな、とも考える。
勝手に故郷を飛び出して、友達にも知り合いも会いにくい距離を作っておきながら、今さら寂しいなんて言える道理はないのだけれど、来年はもっと「人」に会いに行きたいなぁと思う。オンラインでもオフラインでも、関東でも日本でも海外でもいいから。
働いて社会参加はしていても対人関係が枯渇しているのは、正常ではない気がしている。
西原理恵子さんって「恨ミシュラン」で止まってたんだけれど、この本は面白かった。大人女性の人付き合いについてのスタンスが、スッと腑に落ちた。