ピンクな宴会:年齢詐称の二回戦

ピンクな宴会:年齢詐称の二回戦

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次の会場は消防団の宴会

移動中の作戦会議

次の会場へと車で移動する(私は酒を飲まないし、知らない人の運転が不安だったので、自分の車を出した)。同乗してきた二十歳の子。そういえば先の宴会で、彼女も脱がなかった。安請け合いした自分のミス、ピンクとは聞いてなかったとは言いずらく
「初めてで緊張したけど、フォローしてくれて助かったよ、ありがと。みんながんばってるね」
と切り出すと、
「うちはフェラと抜きだけは禁止なんで。でも、できないならそう言えば大丈夫っすよ。アタシは妊娠してるんで、もう脱がないでやらせてもらってるんで。」
と言う。4ヶ月だそうだ。
「あ、でもママには内緒にしてください。心配するから妊娠すると出させてもらえないんですよ。今はシーズンで稼ぎ時だから、今月までは出たいんで……」
やっぱり女はタフだな。

25歳で通す38歳

身内や知り合いにばれることを避けるため、出られない地域がそれぞれあるらしい。次の集合場所で別れ、二十歳の彼女は別な村へ向った。私は海ぞいの街へ、今度は指示を出され他の子の車に乗り込んだ。

さっきは若い子ばかりだったが、お一人、あきらかに年上の女性がいる。ママが「同世代がいるとやりやすいでしょ」と、38歳の子がいる現場へ付けてくれたのだった。25歳で通しているというその人は、なかなか微妙な線であった。
その方以外、他の同乗者は一言も話さない。先の二十歳の子と違いドライな感じだ。とりあえず挨拶をし、でしゃばってもと思い私もだまっていた。

第二会場で奮闘する38歳

次の会場は、消防団の宴会だった。とりあえずこなすしかない。38歳さんはニーズをわかっているとみえて、年輩の客に守備良く近付く。私もかぶらないよう空気を読みつつ、ターゲットを選んで席に付く。

今度のメンバーも、とてもかわいい子ばかりだった。忙しくて女の子が足りないというのもわかる気がした。キャバクラでも充分人気がでそうなレベルの子たちが、数千円で全裸になるのである。その場だけの馬鹿騒ぎ、客も面倒なく楽しいのだろう。

回したコップに千円札のチップが集まり、野球拳が始まった。なんと、トップバッターは38歳さん、素直に感心した。もちろん、風俗業界ならまだまだ現役の年齢だろうが、モデルのようにかわいい20代の女の子に混じってがんばるその姿は、立派だと思った。

しかし、客は正直である。「ババァの裸見ても立たねえよ!若いの出せよ!」のヤジが、彼女に聞こえたかはわからない。38歳さんはジャンケンが強く、黒にピンクの水玉柄のブラジャーまでですんだ。が、しかし、彼女にとってはチップという儲けが出ないわけで、不満足な結果なはずだった。

乱痴気騒ぎと、世間話

野球拳のステージにかぶりつきな若者をよそに、40~50代の客が私の周りに集まってきた。
「いやー、この歳になると、別に女の裸なんて見てもね」
「娘みたいな歳なんだもんな~しらけちゃうよ」
「お姉さんみたいに、俺らに合わせてくれるのが安心していいなぁ」
どうやら需要は本当のようだ。しかし、私より年上の38歳がいる席なので、あくまでもそちらを立てつつ、作り笑顔で世間話をする。不景気なこと、息子の縁談のこと、健康のこと。

ステージでは半裸の大騒ぎ、冷めた宴会料理のテーブルでは世間話と、不思議な光景だった。

お座敷遊び「吸い込み」

さらにゲスなお札獲得ゲーム

若い女の子が順番に裸にされても、まだ集めたチップが残っていた。盛り上げ役の客と、リーダー格の子が耳打ちして「吸い込みやるぞ!」と声をあげる。はて、吸い込みとは。
服を着た彼女達は再度スカートとパンツを脱ぐ。客はあおむけに寝転び、唇に札を置く。そこへ彼女達がまたがり、粘膜で札をはさみ取る。客は取られまいと札を吸い付け……それが「吸い込み」なのだった。

それは野球拳にも勝る、さらに馬鹿馬鹿しい光景だった。わざと唇ではなくおでこに乗せた客に、女の子が
「嫌だ~!お尻の穴なめないで!」
などと黄色い声をあげている。若者が俺も俺もと寝転び、どんどん札がからめ取られていく。

盛り上げ役は「ほら、お前もやってこい!母ちゃんには内緒にしてやるから!」とけしかけていくが、一巡してもチップがあまっていた。
「お姉さんはやらないんだっけ?じゃ、これ持ってきな」
と、残りのチップを胸元にねじこまれた。
「いえいえ、私仕事してないんで……がんばってる子達にあげてください」
「いいんだよ、どうせこんな金だ。アンタもがんばってんだから、だまって取っときな。」
惚れた相手でもない男に、くずれた裸体や使い古した局部をさらすこともなく、相当のチップが集まってしまった。

二次会の延長もあり

宴会も終わりに近づいた頃、
「お姉さんだけでいいからさ、二次会も来てくれない?」
と言われたが、まだ仕事があると丁寧にお断りして、会場を後にした。次の予定がなければ、延長も交渉次第であるらしい。女の子は値踏みをして決めるようだ。

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