笑いのはしご

笑いのはしご・浅草

笑いは免疫力を高めると聞いて。ちょっとションボリな時はテレビのお笑い番組ばかりザッピングしています。

この街にもなんとか慣れ、まだ行ったことのない街や、行ってみたいと思っていた場所を訪ねる余裕も出てきました。お笑いなら浅草、そして調子にのって下北沢へもと、お笑いイベントを訪ねてはしごした話。

浅草東洋館

私は浅草が好きです。毎日がお祭りのように、観光客で賑わっているあの感じ。お上りさんが前提の居心地のよさ。

いらないカミングアウトですが、中学校では落研に入っていました。部員が私と男の子1人しかおらず、部室だった視聴覚室を貸切できることが入った理由です(苦笑)。毎週何をするでもなく、落語集の分厚い本を適当に眺めて時間をつぶしていました。それでも文化祭では何かしないといけなくなり、母に着物を着せてもらって披露したのは「時そば」でした。

大人になり、ちゃんと生の落語を聞いてみたいと、「浅草演芸ホール」にも出かけましたが、この日の目当てはお隣の「浅草東洋館」。詳しくはリンク先に預けるとして、落語の合間にある漫談やコント、マジックなどの“色もの”と呼ばれる演目を専門とした箱とのこと。前身はストリップ劇場の「浅草フランス座」で、ビートたけし氏がエレベーター係をしていたとよく語られますよね。ずっと興味があったこちらにおじゃましました。

浅草
浅草 / Ryosuke Yagi

まず入り口で「ここは演芸ホールじゃありませんよ、よろしいですか?」と何度も聞かれました。チケット売り場でもさらに念を押される始末。まあ有名なのはお隣(浅草演芸ホール)だから、間違って来てしまう人もいるだろうなと想像しましたが、友人から「最近のブームでナイツファンの女性なども多く来てるから、間違いが多いのでは」とコメントをもらい納得。ナイツは安定感があり、言葉遊びが面白く好きです。この日もちゃんと隣に出てました。

こじんまりしたお笑いの舞台

歴史あるホール、寂れた感じも味になって、非日常感にワクワクします。ロビーにはチラシやポスターがところ狭しと貼られ、バラクーダーとかミスター梅助とか大木凡人とか、懐かしい名前がいっぱい。お正月のテレビでしか見かけなくなった……と言っては大変失礼ながら、もしやそれでさえも見かけない芸人さん情報であふれています。

この日は「牧伸二と100人の芸人たち」というイベントでした。参考情報をネットで検索するもヒットしません。ブログに書いてそうな方もおられず。確かに、会場は50〜80代と思われる方が大半で、私は見事に浮いています。ものすごく若手。Twitterで「東洋館なう!」とかまずないだろうなと。

ヒューマンビートボックス、チャンバラ、ワンマンバンド

まず拝見したのは名和美代次(なわみよじ)さん。今時の言い方をすればボイスパーカッション、ヒューマンビートボックスと思われる列車のモノマネを披露。臨場感あふれるSLの走る音やブレーキ音を、見事な「芸」として次々に。でもネットを検索するも、ほとんど情報が出てこない…

お次はサムライ日本。お客さんのツッコミも瞬時にネタへ転化し、絶妙な客いじりがライブ感を高め、安心して笑える楽しいチャンバラコントでした。

次の芸人さん、名前をメモしなかったことを悔やまれる。ギター、ハーモニカ、カスタネットで面白可笑しく繰り広げるワンマンバンド。日本には昔からラップのような歌があった、と壮士演歌(そうしえんか)のような物を披露。数分に渡る長台詞をすらすらと繰り広げ、とても面白かったです。

この方を詳しく知りたくて、ネットで関係ありそうなキーワードを検索するもまったく情報が出てきません。後からネットを探せばなんでも情報が出てくると思っていたのが甘かった。今、この目で見て体感することは、けしてアーカイブされない価値がある。心と頭の検索エンジンにクロールしておかなければだめなんだなぁ。

ここまででタイムアウト。後ろ髪をひかれながら後にしました。初体験の「浅草東洋館」は、とても新鮮で面白かったです。普段、テレビのお笑い番組ではタイミングよく大盛況のSEな笑い声が入りますが、今日は、本物の笑い声を聞きました。ジェネレーションギャップもあり抱腹絶倒ではない私を置き去りにして、腹をかかえ、スイッチが切れないと止まないとでもいうような、ご年配方の大きな笑い声のうねりを。

スタンダップ・コメディアン「ナオユキ」氏

夜は友達のツイートで、下北沢「スローコメディファクトリー」にて、スタンダップ・コメディアンのナオユキ氏ライブがあると知り駆けつけました。

しかし開演に遅れてしまい、初めての店でかってがわからずステージ側のドアを開けてしまいました。慌てて閉めて、ファーストステージが終わるまで外で静かに待ちました。

スローコメディファクトリー=スロコメは、面白そうな本がいっぱい並んだ小さなバー。幕間には皆さん、ナオユキ氏と和やかに歓談(一緒に飲む)しておられます。

勇気をだしてご本人に近づき「さっきはステージ中にドアを開けてごめんなさい」と詫びたら「あのまま帰ったら怒るけど来てくれたからいいよ」と突っ込んでくださいました。(これを関西弁で言われて爆笑したのだけれど、標準語で書くと面白くもなんともなくなっちゃいますねw)

日常ネタのボヤキ漫才

ご自身の日常で気になって仕方がないことを、淡々と紡いでいくボヤキ漫才のようなスタイル。自虐ネタが可笑しく吹き出してしまう。何度か、オチを聞く前にオチに気づいて吹き出してしまい、失礼なのかな……と思ったが、同行の方から「その笑いや、お客さんからのツッコミも計算して、間合いを取ってるからプロなんだよ」的なコメントをもらい納得。

ナオユキ氏のその日のブログに“スタンダップはJAZZのライブの盛り上がりに似てる”とコメントしていた方がいましたが、そのとおりだと思いました。笑いのジャムセッション。ナオユキ氏が内蔵メモリーから「次はこのネタ」と引っ張り出してくるためのタグが、お客様のリアクションなんだと。

今日はだいぶ免疫力がアップしたと思います。今度は朝から東洋館に出掛け、一日陣取って笑い続けてみたいです。

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