スーパー銭湯リベンジ

スーパー銭湯リベンジ

初めてのスーパー銭湯から、リベンジを果たした。前回は勝手がわからず、落着いて楽しめなかったが、反省を踏まえ再チャレンジだ。

2度目は落着いて

ここ数日、肩コリがひどくてたまらない。岩盤浴に行きたいが、お財布は相変らず軽い。スーパー銭湯800円に望みを託し、血行を良くするべく出かけた。

平日の昼間はすいている。おばあさんとおばさん率が高い。前回の教訓を胸に、タオルもシャンプーも準備万端だ。落ち着いて脱衣所に入る。人も少ないので堂々と脱いでみた。(誰も私なんか見てはいないのだが、やっぱりどこか恥ずかしい自意識過剰)

サウナ

今回はサウナに挑戦。前回は窓からのぞき、適度にスペースをあけながら陣地取りをしているところに、小心者で入っていけず断念したのだ。空いている今日なら大丈夫と、先人から離れて座る。

テレビが付いているので退屈しなそう……と思いきや、すぐ試練は来た。息ができないのだ。鼻もノドも熱くてたまらない。タオルを口にあててハァハァしてしまう。「6〜8分入って休むを5〜6セット繰り返す」と壁にあるマニュアルが、汗が流れて来た目にかすむ。6分なんてありえない、なんて地獄だサウナ。逃げるように出る。

うたせ湯

なんてこった。やっぱりぬるめのお湯でゆっくり体を温めるのがいい。とりあえずクールダウンしようと、露天風呂へ出てみた。前回は夜だったが、今回は青空が見えてまたよし。

見ると「うたせ湯」があった。ボタンを押すと1分お湯が出るらしい。これは肩コリに効きそうだ。かなり高い位置からジョボボボボボボボボと滝が流れてきた。ポジションに立つと……ものすごく痛い。なんて水圧だ。グーでパンチのマシンガン滝!

「パパ、かたもんであげゆー」「おー、気持ちいいなぁ」幼い私の手でもんだぐらいでは、父の固くこわばった肩にはくすぐっているようだろう。それでも「気持ちいいな、ありがとう」と頭をなでてくれた父……
って、そんな人向けだよこれ!ありえねえ痛すぎ!!修行僧になる気もないので、ここも早々に逃げた。

露天風呂

スーパー銭湯

あ〜まったく、これではよけい肩がコリそうだと、大人しく露天風呂につかるが、サウナで茹だって、パンチにやられた体は熱いお湯でさらにのぼせそう。

42度と表示されている。屋外だから高めの設定か。普段のお風呂もシャワーもぬるめな私には熱すぎる。結局、半身浴のように腰から下だけ入って、ここにもあるテレビをボーッと見た。

私はバリバリにこった肩を温めてほぐしたいのだ。春先のまだ肌寒い風に吹かれ冷めて来た上半身。これでは本末転倒である。どこかニーズにマッチした風呂はないのか。

炭酸泉

ここの名物に炭酸水のお風呂がある。前回はこれも、里芋を煮ているお鍋のようにコロコロと人だらけ、人気でいつまでも空かず断念したのだった。炭酸ガスが皮膚から入り血行が良くなるらしいので、ここならと安住の地を求めた。

効能を読んでいると「炭酸ガスが抜けてしまうので静かに出入りをしてください。ガスが抜けると普通のお湯になってしまいます。」とある。なるほど、先人に気づかいながらソロリソロリと入った。ここは36度と低い。炭酸ガスの効果で、低めの設定でも通常のお湯より2度ほど高く暖まるらしい。うんうん、これだこれ。気持ちいい。

しばらくすると、サイダーをついだコップのように、体に小さい気泡がつく。それが面白くて眺めているとおだやかに時間も過ぎた。ここならつらくない。こりゃいいや。

が、しばらくすると尋常じゃない泡が付き出し、ちょっと気持ちの悪い見た目になってきた。小さい物が集まっているビジュアルがあまり得意ではないのだ。(読んでいるだけでゾクッとする方もいるのでは?)かといってこの泡がキモなわけで、手で払うわけにもいかず視線をそらした。INMOUに集まって来た炭酸ガスちゃんが一番すごいことになっていた。(馬鹿)

そう、動けばガスが飛ぶので、静かにしてなければいけない。おばさんが「ヨイショ」とお約束の台詞とともに入って来たのだが、ザブンとされてせっかく付いた泡が飛んだ。私もつい気持ちよくて足をもんだり、足首をクルクル回したりして、はっ、静かにしなきゃ……と思い直す。

……微動だにせず、ジッとしているとだんだんイライラしてきた。「あーぎもぢいぃ〜」とノビをしたい。首や肩を回したい。やっと巡り合えた36度なのに。いや、それぐらい勝手にすればいいのだが、つい他にも人がいるとはばかれてしまう小心者。ここも私の居場所じゃないのか。名残惜しくも出る。

クールダウン

スーパー銭湯

その時、クラッときてしまった。情けない。風呂場はけっこうするどいエッジの段差だ。素っ裸でこけたら痛いだろうなと、とっさに体制を立て直す。あぁ嫌だ虚弱体質。15分ガスまみれになったぐらいでこのざまだ。クールダウンが必要、外の風に当たろうとまた露天風呂に行き、イスに座ってテレビの続きを見る。

このイスも毎日いろんな人が座るんだろうな……けして潔癖性ではないのだが、なんとなくためらわれ中途半端な座り方をしていたら、足や腰が疲れてしまった。リラックスするために来ている風呂で何やってんだ。アホらしくなって立ち上がり、もうヤケだと仁王立ちのままワイドショーを見る。

すると、ブラウン管に私のたるんだ裸体が映り込んでいた。ワイドショーは、ナントカダイエットでやせた奥様特集。ウエストが5cm細くなったと喜んでいる。とはいえ、まだドラム缶じゃーん、と独り言で突っ込みつつ、映り込む自分の体を見て、まぁまだここまでの中年体系じゃないしな、と安心してしまう。

……違う!そうじゃないぞ!低いところと比べて安心してどうする!さっき見かけた中学生ぐらいの少女、おばさんだらけの中で一人、とても美しい体をしていた。小さなお尻、くびれたウエスト、スラリと伸びた足。お前も◯年前はそうだったじゃないか!心も体もたるんでる!!……なんだか暗い気持ちになって、湯冷めしてはイカンと風呂場へ戻る。

スーパー銭湯

いろんな方の裸を一度に見れる機会はそうない。失礼のないようにとは思いつつも、つい目がいってしまった。普段メディアで見る裸は、モデルさんのすごいプロポーションばかり。普通の日本人のお尻は平べったいんだなーとあらためて思う。もちろん自分もだが。

おばあさんやおばさんの体型が嫌なわけじゃない。皆さんそれぞれの、歴史の蓄積だ。でも、自分もそれに近付いている理由は年期じゃなく怠慢。やっぱり反省だ。

残りヤケクソ風呂

こうなったら、せっかく空いているんだし全ての風呂に入ってやろうと、かたっぱしから試す。ピリッと刺激のくる電気風呂、バブルジェットの風呂、一番大きな風呂では、水族館で見たでかいアザラシがぐるんと回転していたように泳いでやった。でも、水風呂だけはかんべんな。(by 特攻野郎Aチーム

しかし、どの風呂も41度と私には熱く、3分も入れずギブアップ。結局、肩の血行は良くなったのだろうか。なんだかもう、よくわからないままだった。リベンジ、ならず……

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。